くろよんロイヤルホテル
外食エッセイ「僕、外食大好き。」は平成4年以来毎月連載し、現在145話ですが、心がけていることの一つに「マイナス評価しない」ことが挙げられます。
実はこの手のエッセイやコラムにおいてはけなしたり、けちを付けることは一番簡単な手法で、そうしている限り筆はどんどん進み執筆は楽です。でも、僕は食味評論家やフードライターでなく、あくまでも趣味で執筆していますので、外食の目的はずばり自分の楽しみで、エッセイはその結果に過ぎません。
食事というのは美味しいと思って食べればどんどん美味しく感じ、不味いと思って食べればどんどん不味く感じます。また、一生のうちに摂れる食事の数は有限で、一回一回がやり直しがきかない過ぎ去る体験です。だから、僕の場合は自分で食べたものをあえて文章にしてもう一度けなすようなことは基本的にしたくありません。同様に点数評価もしません。例えば、お父さんとお母さん、お兄さん、叔父さんに点数をつけますか?,友人達に点数を付けますか?だいいち、僕は自分の味覚がそんなにすごいとは思っていません。
食味評論家やフードライターは語る自由を持っていることは勿論ですが、一方、語らない自由は持っていません。だから、マイナス評価や点数付けをしなければならない立場にあり、言い換えれば職業のために自分の楽しみを売り渡している人たちです。食事をしてもそれに没頭することは許されず、味を分析したり、データを記録したり、写真をとったりしなくてはなりません。素人がそのまねをするというのはいかがなものでしょうか?もっとも、そういのが好きといわれればそれまでですが・・・・
但し、僕は客の立場としてお店のサービスについては大いに発言したいと思っています。また、とんでもなくひどい内容のお店についてもです。
今回、追加した3話はいずれも、客の立場としてのお店に対する批判です。
ただ、その中でとりあげた清里の萌木の村のハット・ウォールデンのネストに関しては、地元に関わっている者としてはまことに残念です。このエッセイを書いてから大分たっているんので、現在は改善されていることを願うばかりです。「今はそんなことないよ」というご意見がありましたら是非コメントして下さい。
尚、おまけのはなしとしてエッセイに付属している大町の「くろよんロイヤルホテル」は関東の人にはあまり知られていませんが僕の一押しの穴場ホテルです。「吉兆」は文句なく美味しいし、メインダイニングの「りんどう」も悪くありません。朝食が軒並みビュッフェになっている中で、昔ながらの豊富なメニューアラカルトを堅持しているところにこのホテルの矜持が感じられます。尚、ここの前身は黒部ダムを見にきた要人のゲストハウスで、今もオーナーは関西電力であると聞いています。そうだとすれば、並のリゾートホテルと一線を画するさきほどの姿勢も理解できます。
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 排骨坦々麺(2008.06.06)
- 狸だんご(2008.06.05)
- ふー、忙しい(2008.06.05)
- 日曜はお料理&買い出し(2)(2008.06.04)
- 麻布十番一押しの洋食屋はここ!(2008.06.03)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- おフランス(2008.06.03)
- バリ島(2008.05.23)
- ホワイトプラン(2008.04.25)
- 18年ぶりのバリ島(2008.04.21)
- くろよんロイヤルホテル(2006.07.13)

コメント